CFOを辞めたら北海道に移住したくなった(仮)

仕事から離れ2020年の移住に向けて準備を進める元ベンチャーCFOのブログです

サ高住に暮らす父の家計簿から老後の生活費を考察する

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老後の生活資金としていくら準備すれば大丈夫なのか、という話題はメディアでよく見かけるし、会話の話題にもあがります。しかし、「●●万円必要」という金額だけ見ても、自分が準備しなければいけないという切迫性は感じないです。

 

であるなら、親の老後の生活費を観察すればいい!と伝えたい。

病気持ちで介護施設暮らしとなれば、生活費がいくらかかるのか、実態をお伝えします。

  

  

 

介護老人保健施設(老健)からサ高住へ転居

もともと九州の老健で生活していた父。

・公的な介護保険施設のひとつ
・在宅復帰が目的のため、入居期間は3~6ヶ月と限定的
・食事、入浴、排せつなどの身体介護や生活援助を行う
・医師、看護師、リハビリ専門職などの職員体制が充実している

【はじめての方へ】介護老人保健施設(老健)とは|LIFULL介護(旧HOME'S介護)

費用は抑えられるけど、病院っぽさを父は嫌がってました。

 

当初の入居期間の終わりが近づいたことや、ここには書けない様々な家庭事情があって関東の施設へ移ってもらうことになりました。

 

関東への転居を考えていたころは、リハビリも順調だったので、独り暮らしが楽しめるようサ高住を選んだわけです。

 

居室の広さは原則25㎡以上(キッチンやリビングなどを居住者で共同利用できる場合は18㎡以上)と基準が決められています。段差をなくし浴室やトイレに手すりを付けるなどのバリアフリー仕様が施され、見守りセンサーや緊急通報装置が設置されています。

共有スペースは施設によって違いますが、リビングやレストラン、温泉設備、カラオケルーム、シアタールームなどが設置されているところもあり、入居者同士のコミュニティー形成に一役買っています。

【はじめての方へ】サービス付き高齢者向け住宅とは?|LIFULL介護(旧HOME'S介護)

 

リハビリも順調に進むだろうという前提で考えていたサ高住で暮らす生活費予算が、以下で記載の「入居前見込」時点の金額である約25万円でした。

 

戦後生まれで銀行勤務(早期退職だけど)をしていた父の年金と貯金があれば、暮らせるだろうという見込みだったのよね。

 

 

 

上昇し続けるサ高住での生活費

介護費用

サ高住で暮らすのにかかる生活費合計は、入居前に想定していた予算に比べて、実態(4ヶ月目の金額)は5万円ほどオーバーしていることは以前に紹介した通り。

 

関連記事:【父親の介護日記】意外に高いサ高住での生活費と親の介護に当たり知るべき5つの教訓(入居4ヶ月目)

 

しかし、長期入院後に自立した生活へ回復することが難しそうという以前の記事で書いたことを原因として、訪問介護の費用が増加。入居前に想定していた予算にくらべると、10万円ちかいオーバーとなっています。

 

もう限界やで。年金だけじゃ無理やで。長生きを望むのは無理やで。

 

 

※補足※

公的介護保険を利用し、自己負担の合計の額が、同じ月に一定の上限を超えたとき、申請をすると払い戻される制度があるので、実際の負担額は少し低いです。

→詳細は、高額介護サービス費支給制度 【MY介護の広場】を参考にしてください。

 

 

 

生活費を下げたいとケアマネージャーに伝えたが

PT(家族)の要望としては、生活費(介護・通院・薬・訪問看護)を下げたい旨を伝えました。

 

最後は好きに生きればいいじゃん。食べたいもの食べて、死ぬのも人生。食事制限を守って、長生きするのも人生。どう生きたいか。

  

 

家族の希望は分かりました。と前置きがあったものの、

 

「(生活費を下げることは)かなり難しいと思います」

 

という厳しい回答。理由は、

・特に食べ物の我慢ができない。食事制限を守れないので体調が改善しない。

・ヘルパー依存が直らない。ささいな日常動作もヘルパーに依存する傾向がある。

 

だから、結局は通院費もかかるし、ヘルパー依存が直らないから介護費・訪問看護費もかかる。

 

父本人に、家族からも施設からも、食事制限を守るように・日常生活=リハビリということは何度も言い聞かせているが、難しそう。

 

もともと父親との関係が良いわけではないから、PTとしても限界やで。逃げたい! 

 

 

 

サ高住で今後暮らし続けるのは難しい。どうするか?

いま考えていることは、

・まず、父に現状を伝える

もう何度目だろう。この話をすると嫌な顔をされるから、嫌やねん。

 

・長期的にサ高住で生活していくことは難しい気がしてきたので、他施設への転居も想定に入れてみる。 

特養が候補として考えられる。しかし、入居待ちの待機者数が多いよー

 

・介護を放棄して逃げる

嘘みたいだけど、本気で考えてしまう。現実的な落としどころは、必要最低限はサポートしつつ、あとは本人の望む通り好きに生きてもらう。

 

 

 

(さいごに)老後の生活費を甘く見積もらないように

現代ビジネスのオンライン記事で夫の年齢階級別の世帯平均支出というデータを見ました。

「老後の生活費はだんだん減る」は嘘だった! 「老後難民」時代を乗り切るための「逆算の資産準備」とは?() | 現代ビジネス | 講談社(3/6)

 

60歳以降の平均で月28.3万円。普通に暮らしても生活費は高いですね。

 

PTのサ高住入居前の予算(月25.6万円)は見込みが甘いわ。

 

父の生活費の観察からの学びを通じて長生きのリスクを学んだからこそ

こういう判断につながりました。