CFOを辞めたら北海道に移住したくなった(仮)

仕事から離れ2020年の移住に向けて準備を進めるおじさんのブログです

【父親の介護日記】入院関連機能障害の話(入居5ヶ月目)

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入院することで病気は治っても、自分で生活する力が衰えて要介護度が上がっていく「入院関連機能障害」。サ高住に入居してからの4か月間のPT父は、まさに「入院関連機能障害」じゃないかと思えるほど、人に依存しないと生きていけない状況だったのです。

 

 

このように入居してからの4ヶ月は好ましい状態ではなかったのですが、5ヶ月目にしてようやく少し良い兆候が見えてきたと感じました。そのお話。

 

 

 

懸念していた入院関連機能障害

入院することで、寝たきりになったり・介護度が上がったり・身体機能が低下したり、と元気になるはずの入院で起こってしまうさまざまなトラブルを「入院関連機能障害」といい、老年医学の世界では問題視しているそう。

 

【入院関連機能障害の危険因子】
□高齢(80歳以上)
□「電話をする」「買いものをする」「食事の準備をする」「家事をする」「洗濯をする」「電車やタクシーに乗る」「正しく薬が飲める」「お金を管理できる」のうちの3項目以上で、周りの助けが必要になる※1
□立ったり、歩いたりができない
□「食べる」「移動する」「洗顔や歯磨き」「トイレで用を足す」「入浴」「歩行」「階段の上り下り」「着替え」「排便コントロールができる」「排尿コントロールができる」のうち、2項目以上で周りの助けが必要になる※2
□がんの転移、脳卒中の既往がある
□認知症が進行している
※1 手段的ADL(日常生活動作) ※2 基本的ADL

入院したら“病気”になった! 高齢者が陥りがちな5つの機能低下とは? (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

 

退院前にPTが懸念していたことは、この入院関連機能障害でした。

 

 

退院後の施設にサ高住を選択した理由

退院時点においては、先の危険因子のうち、

□「電話をする」「買いものをする」「食事の準備をする」「家事をする」「洗濯をする」「電車やタクシーに乗る」「正しく薬が飲める」「お金を管理できる」のうちの3項目以上で、周りの助けが必要になる
□立ったり、歩いたりができない
□「食べる」「移動する」「洗顔や歯磨き」「トイレで用を足す」「入浴」「歩行」「階段の上り下り」「着替え」「排便コントロールができる」「排尿コントロールができる」のうち、2項目以上で周りの助けが必要になる

が、父の場合は該当していました。(要介護認定を受けているので当たり前ですが)

 

PTが「サ高住」という施設を魅力に感じた理由は、介護を受けながらも、他の種類の介護施設に比べて本人の意思を自由に生活に反映できるという点でした。つまり、外泊・食事・外出などの生活を本人が自発的に行える環境を整えてあげることで、危険因子を自然に排除できるといいなぁと考えたわけです。

 

もともと長期間にわたり一人暮らししていた父親なので、サ高住で一人暮らしに復帰することは可能だと考えたのです。

 

 

高齢者の長期入院からの復帰の難しさ

しかし、入居してからの4か月は想定通りにはいきませんでした。理想とは真逆で、入院関連機能障害の危険因子に該当する項目がどんどん増えていったわけです。そのきっかけは、入居後に発生した「転倒」から始まったと考えています。 

www.ptnikki.site

 

転倒をきっかけに体調を悪化させた期間の父本人からの生活に関する要望は、ほとんどが、生活サポートの要望(電話をかけてほしい、日用雑貨の買い物をしてきてほしいなど)もしくは動作のサポートの要望(立ち上がり、車いすへの移乗、用を足すなど)でした。

 

PTの理想とは真逆に、入院関連機能障害を悪化させているような印象を受けました。生活態度はヘルパー任せで自分では何もしようとしない受け身の姿勢が継続していたし、当初の希望通りにいかないことにPTはイライラもしました。

 

 

5ヶ月目に改善の兆しが?

年末になり体調はやや回復傾向に。食欲と体力も回復し、ようやく父本人の気持ちも前向きになってきたのでしょうか。

 

1月下旬に訪問した際には、

・眼鏡ルーペが欲しい(ハズキルーペのような拡大鏡)

・雑誌を読みたい

という要望を伝えてきました。基本的な生活を維持するためだけの要望ではなく、外の情報を能動的に取り込もうという姿勢を見せるようになった、という訳です。

 

入院関連機能障害の該当項目が減ったわけではないのですが、基本的な生活を維持すること以外の点について自分で何かをしたいを言ったことが今までなかったので、PT夫婦は少し感動。

 

だからといって今後に劇的な改善があるという期待はしませんが、PTとしてもこれをチャンスと考えて、更に父本人の生活が(特に精神面が)豊かになるように、例えば新たな趣味を始めたい!と思わせるようなサポートをしていきたいと考えています。

 

 

(まとめ)入院関連機能障害は予防はできたのか?

・心がけの問題ですが、高齢者の場合は「入院するから安心!」と考えるのは甘いのかもしれないです。医者の治療が必要な場合は病院に頼る以外ないのですが、それ以外の場合は本人の生活力を刺激するためにも、何でもかんでも病院に頼ろうと思わないようにしなければ。

 

・それでも入院する場合は、

・想定外から「できる限り想定内に」
・入院後の状態変化時に、困らないよう相談できる窓口を知っておく

こちらの記事より引用(みんなの介護)

 

入院すれば更に状態が悪化する可能性があることを念頭にいれ、その上で相談相手として、

病院の医療相談室・施設のケアマネージャー・地域包括支援センター・その他身近な介護経験者

を見つけておくことが必要なんでしょうね。